Pythonでできる自動化とは？簡単な作業から副業に活かせる実例まで解説

毎日のルーチン作業から解放される

ルーチンワークに追われると、仕事の本質的な部分に集中できなくなります。Pythonで自動化すれば、例えば毎朝のデータ整理やファイルのコピー・リネームなどを数秒で完了できます。

Pythonでルーチン作業を自動化することによりストレスを減らし、より自身の業務に時間を割けるようになります。

Excelやブラウザの操作がラクになる

Excelでの定型作業や、ブラウザ上の繰り返し操作もPythonの得意分野です。

たとえば、複数シートへの同一データ入力、Webサイトからの定期的な情報取得などを自動化できます。毎回の手作業が不要になり、作業精度も大幅に向上します。

副業やスキルアップに直結する可能性

自動化スキルは、業務効率を高めるだけでなく、副業や転職市場でも注目されています。簡単なツールでもポートフォリオとして活用でき、案件獲得のきっかけになります。

また、自動化を活かした副業には収入の天井がなく、学びながら稼ぐことが可能です。

Pythonをすぐ試せる！Google Colabの使い方

PCにPython環境を構築するのが面倒な場合は、Google Colabが便利です。

ブラウザ上でPythonコードを実行できるため、インストール不要で手軽に始められます。Googleアカウントがあればすぐに使え、学習用のノートブックも充実しているため、初心者におすすめです。

自動化によく使うライブラリ

自動化には用途ごとに適したライブラリがあります。

たとえば、Excel操作には「openpyxl」、Webブラウザの操作には「selenium」が有効です。他にも「requests」や「BeautifulSoup」など、情報取得や処理に役立つツールが豊富に揃っています。

まずは、目的に合ったものから試すとよいでしょう。次の章では「openpyxl」で出来ることを紹介しています。

Excelの定型入力を自動化するスクリプト

Excelで同じ内容を何度も入力する作業は、openpyxlを使えば自動化できます。

以下のスクリプトでは、氏名と日付のリストを自動入力し、sample.xlsxというファイルを出力します。

from openpyxl import Workbook

wb = Workbook()
ws = wb.active
ws['A1'] = '名前'
ws['B1'] = '日付'

for i in range(2, 12):
    ws[f'A{i}'] = '山田太郎'
    ws[f'B{i}'] = f'2024-05-{i:02}'

wb.save("sample.xlsx")

出力された”sample.xlsx”ファイルを開くと、山田太郎という名前と日付が自動で入力されているのが確認できます。

Pythonを使えば、繰り返しが多い入力作業を一度の処理で終わらせることが可能です。

月末の報告書や管理資料の入力を自動化すれば、作業時間を大幅に短縮できます。書き換えや修正にも強いため、業務での活用にも向いています。

自作ツールをポートフォリオにする方法

作成した自動化ツールは、GitHubなどに公開することでポートフォリオになります。

特に「日常の困りごとを解決した事例」は評価されやすく、就職・転職時の技術力アピールに効果的です。

副業案件の探し方と注意点

Python自動化に関する副業案件は、クラウドソーシングサイト（例：クラウドワークス、ランサーズ）で多数見つかります。

単純なExcel自動処理やスクレイピングの依頼は、初心者にも対応可能なものが多くあります。

ただし、納期管理や著作権の扱いには注意が必要です。契約前に要件定義をしっかり確認しましょう。

自動化が評価される業界・職種とは？

自動化スキルが特に重宝されるのは、事務系業務の多い業界や、IT導入が進んでいない中小企業です。

たとえば、総務や経理のルーチン業務を効率化したり、営業資料の自動生成などに応用できます。

また、マーケティング分野ではデータ収集の自動化も高く評価されるポイントです。